・ リレー、SW、ボリューム接触不良で出音が不安定。
・ EQアンプに異常発振(数100KHz~1MHz)が起きていたため、EQアンプ出力が不安定
【修理】
・ イコライザアンプ部の異常発振を周波数特性や音質に影響のない形で抑制
【整備内容】
・ すべてのボリュームをアルコール+超音波洗浄、その後接点復活剤を塗布。ガリなし
・ すべてのPushSWを
アルコール+超音波洗浄
、その後接点復活剤を塗布。
・ スライドSWは分解・端子磨き・接点グリースを塗布。
・ ロータリーSWは基板から外して接点を清掃後に
接点復活剤を塗布。
・ スピーカー リレー 2個 分解し接点磨き、
接点復活剤を塗布。
・ はんだ箇所を点検し、微妙なところは盛りはんだ処理
・ 入出力端子磨き
・ 打診(基板を叩いて機能不良やノイズ発生がないことを確認)を実施
【調整】
・イコライザーブロックのDCオフセット調整
・Power AMP部の 終段バイアス電流、出力DC Offset調整
【確認内容】
・ AUX, TUNER、Tape1,2入力で音出し確認。
120KHz までの周波数特性が
THRU でフラットであることを確認
・ TONE Control ONで仕様通りに低音・高音が変化することを確認
・ SUBSONICフィルター・Muting が仕様通りであることを確認
・ PHONO-1 MM/MC,
PHONO-2 MM
は逆RIAAフィルターを通して周波数特性を測定
ほぼRIAAカーブに沿っていることを確認し、MM/MCとも正常に音が出ることは確認。
・ 8Ω+8Ωダミー抵抗負荷、21W+21W、スイープ信号入力で数時間エージング後、異常がないことを確認
修理・整備後の特性は写真-10 を参照してください
現在のところすべての機能は正常です。
ノークレーム、ノーリターンでお願いします。