仕様：1992年製Greco GP-850FRのボディです。 <br> <br> 1992年末に登場したGPシリーズ最上位モデルのボディです。 <br> <br> このシリーズは前期型、後期型があるのですが、こちらは生産期間の非常に短い前期型になります。 <br> <br> ボディそのものに関してはネックジョイント方法が異なり前期型はプレートを使ったネックジョイント、後期はジョイントパーツを使ったプレートレスジョイントになっています。 <br> <br> その他ではネックのヘッド形状、搭載PU、ピックガードの仕様が異なっています。 <br> <br> 最上位モデルとはいえ当時の定価は85000円ですが、ボディ材はライトアッシュが使用され、ネックはエボニー指板、ブリッジはFloyd Rose Originalが採用され非常にコスパの高いモデルでした。 <br> <br> ちなみに後期型はPUもGreco DRYが装備されていたりします。 <br> <br> ボディ材は先に述べたライトアッシュで、つなぎ目はわかりにくいですが3ピース構造になっています。 <br> <br> ピックガードはアクリル製スモークの飾りピックガードを使用しますが、コントロール部位は全くの飾りで、PUはピックガードに吊り下げる構造になっています。 <br> <br> ブリッジザグリはMADE IN GERMANYのFloyd Rose Originalが元から採用されているため、ブリッジの落とし込み加工のザグリはFloyd Rose Originalに準じています。 <br> <br> ボディシェイプはストラトをスリムにしたような形状で、ボディのエッジはそれほどスクエアではありません。 <br> <br> 今回たまたま、同時期のGreco GP-700のパーツも出品していますが、同シリーズですが仕様は全く違います。 <br> <br> よろしければそちらもご覧くださいませ。 <br> <br> ボディカラーはSBK、シースルーブラックという落ち着いた色に、それほど派手でもないアッシュの木目が良い感じです。 <br> <br> 重量はライトアッシュいうこともあって結構軽量で1515gです。 <br> <br> 製造はフジゲン製です。 <br> <br> <br> スペック <br> <br> レギュラースケール(648mm)、つば出し22F対応。 <br> <br> ボディ材はライトアッシュ3ピース。 <br> <br> ネックポケットの形状はスクエアです。 <br> <br> PUザグリはHSHです。 <br> <br> ブリッジはディフォルトがFloyd Roseでしたので、スタッド間は74mmです。 <br> <br> ジョイントはトライアングルプレートを使用した4点止めです。 <br> <br> カラーはやや薄めのシースルーブラックです。 <br> <br> ネックポケットのサイズは幅57.1mm、深さ18.0mm。 <br> <br> コンディション：傷等ちらほら見られ、ジャック付近にはぱっと見は気づきませんがタッチアップ修復痕があります。 <br> <br> ということで32年前の個体ということを考慮すれば程度はまずまずではないかと思います。 <br> <br> 送料はお手軽版ゆうパック100サイズ。 <br> <br> このまま使用しても面白いですが、塗装をはがして使ってもよろしいかと思います。 <br> <br> 使うのであれば別出品のピックガードも一緒に落とした方がよろしいかと思います。 <br> <br> 1990年代のGrecoは新機種は出していたわりには、あまり広告もなく、カタログもまともなものは2年に1回になってしまいました。 <br> <br> この機種もちょうどその狭間の機種で新登場した割には大した広告もなく、1993年版カタログは見開きのパンフレットサイズですし、ネットにカタログはあるにはあるのですがほとんど見えないのです。 <br> <br> 1994年版である後期型Greco GPシリーズはきちんとしたカタログに載っているんですが… <br> <br> 発売後1年ほどでマイナーチェンジをされてしまった不遇な前期GPシリーズです。