型番:FR5-300
9.95cc×5
総排気量:49.75cc
ボア:24.0mm
ストローク:22.0mm
実用回転数:1,800~8,500rpm
重量:2,670g
別売の集合排気管が装着されております。(デフォルトの排気管も付属します。商品写真をご参照下さいませ)
集合排気管はやわらかい銅管と思われます。これによって排気音がマイルドになり、各気筒の爆発音が独特に共鳴する
ので
星形5気筒独特のサウンドとパワー特性を味わうことができます。
☆「FR5-300 取扱説明書」とネット検索してみてください。小川精機が発行した、このエンジンの取扱説明書が出てきます。
概要を把握いただき、ご納得の上ご落札くださいませ。
とにかくエンジン音が素晴らしく、この模型用エンジンは50ccでも本物の星型5気筒なので、ラジアルエンジン独特のサウンドと、
トルクフルでスムーズなパワー感を味わう
ことが
できます。これは実体験した人しか分かりません。模型人生の宝物に
なりますよ!
このエンジンは、新品で購入し、丁寧な慣らし運転をして、何度か飛行させました。具体的には最初、燃料を最大限リッチに
して
低回転で運転し、濃いめのニードル調整をして、十分なオイル量が確保され、低ニトロのグロー燃料で飛行させました。
また、飛行が
終わったらニトロが含まれていないメタノールとひまし油のみの燃料で数分運転し、長期保管時には灯油を
エンジン内部に
行き渡らせて、クランクの前部にある小さいギアもさびが来ないように、スピンドルオイルを十分に注して前面を
下にして、
ビニル袋で覆って酸化を防ぐようにして保管いたしました。
丁寧に取り扱い、保管も厳重にしましたが、長期保管品ですので、中古としてご理解頂ける方のみ、ご入札をお願い申し上げます。
適合としては、50ccのスケール機が主となります。各気筒にOS製のFプラグが付いていますが、この商品をご購入いただいた
際には、新品に交換して飛行することをお勧めいたします。
この商品は長期保管品であり、また運転する際には大きな危険が発生することも想定されます。
以下、商品概要をよくお読みになり、ご理解頂ける場合にのみ、ご落札下さいませ。
私がGEEBEE R3を組み立てた際には
普通にメカ類を組んだ際の重心位置が、
このエンジンを搭載した状態でピッタリ
でした。
全般的に飛行機の安定飛行にテールヘビーは大敵ですが、
大戦プロペラ機などの場合、
単気筒エンジンなどの場合は最前部の
カウル内にバッテリーや
サーボなどを上手く配置して、引き込み脚
などの装着でテールヘビーの状態になりがちですので、この
問題を
解消しないと
重心バランスの
調整に苦慮すると思われます。
その点、この
FR5-300
ならば、自重2,670gを生かして重心
位置が決まりやすく、
リアルで美しい
サウンドとラジアルエンジンの
スケール感
と
相まって最高のフライトが
実現するのでは?と考えます。
先述の
GEEBEE R3は
10.5kg程度で飛行重量が仕上がりました。パワーは十分で、ナイフエッジのまま
フルパワーにすれば
高度を上げて行くような飛行もできました。(外国サイトでこのエンジンが4hpとされていた
記憶がありますが、今は定かではありません)
このエンジンは通常の4stエンジンと同じように始動時のみプラグヒートさせて飛行した場合、第3、第4番
気筒が
混合気のバラつきの
為か、エンジンヘッドが下を向いているからか、プラグの赤熱が切れて「死ぬ」らしく、
(ラジコン技術に投稿された記事を読んだ
のです。
投稿者は何度か墜落したそうですが、木ペラを折った位では
何の問題も無くノーメンテでまた飛行したそうです)
私はそれは恐ろしいと思って、気筒ごとにニカド電池を
マイクロスイッチを介して繋げ、円形のエンコンサーボホーンを
切り欠いで、
アイドリングから少し回転が上がった所でプラグヒートが切れるように細工して、簡単に始動し、上空でエンジン回転を下げたら
再プラグヒートできる安心の
飛行機に
仕上げました。安価で軽く仕上がり、
何の問題も無く飛行できました。
このエンジンは後に発売されたOSの7気筒エンジンよりも500gほど軽い仕上がりなのですが、そのぶん頑丈な
作りとも言えます
ので、ガソリン燃料で稼働できれば良いとも思います。(そうして稼働しているyoutube動画がいくつかあります。
当時、日本人にも
ガソリン化に成功した人が居ました)
長期保管品のため、プラグコードを2本と、プラグヒート用のコネクターが1個紛失しましたが、これは経年劣化が懸念される
部品
ですので、ご購入の際にはいずれも新品を使用して、安全に飛行して楽しんで下さいませ。ぜひ、付属のマイクロスイッチ
も点検頂き、
必要であれば新品に交換して、飛行中も低回転で再プラグヒートできる機体として飛行することをお勧め
致します。
このエンジンは、燃料、混合気など、他の4stグローエンジンと同じように、5気筒全ての
プラグの通電して
始動すれば危ないくらい簡単に始動します。手でクランキングする際には
十分お気をつけ下さいませ。1気筒あたり60クラスの爆発力で手を叩かれ、始動した際は
1、3,5、2,4と各気筒が連続して爆発
しますので
非常に危険です。また、回し方によっては逆回転に始動し、そのまま回転する
ケースもあります。
良い燃料をエンジンに
呼び込む
のに手でプロペラーを回すやり方では非常に時間のかかるケースも考えられます。
正負極を正しく接続したスターター
モーターを
使用することを
お勧めいたします。
エンジンテストをする際には、回転しているエンジンの前には極力立たず、大きな排気音も出ますので、
周辺の状況と安全を
ご確認の上、飛行をお楽しみ下さい。
(機首の短いSOPWITH CAMELの160サイズにFR5-300を搭載した場合は少し
前が
重すぎる
状態でした。上下にずれがあるピッツ
120クラスの
重心位置が、上翼の前端と下翼の後端を1葉として、全体として前端から約30%の位置がベストな重心位置でした
ので、
SOPWITH CAMELもそのあたりと考えて飛行させましたが、
前重でした。)
いよいよこれから飛行するという時、飛行直前に必ず機体を押さえて全開運転して下さい。エンジン始動をして、
離陸地点まで
低回転でタキシングした場合、
燃料が各気筒に均等に行き渡らず、そのまま離陸するとフルパワーにならず、上昇時にパワーが
不足して非常に危険です。先述のyoutube動画でも、離陸前の全開運転をしているのをご確認頂けると思います。
(強風のときは、フラップを下ろさず、機速を保ったまま着陸することをお勧めします。向かい風によって機速が落ちてきても
浮きがよいのですが、そんな際にフルフラップで高度を下げると機速が下がり過ぎるので、急激に失速する恐れがあります)
飛行時の振動等でメカ用バッテリーが外れて電源が切れたりすると、エンジンが高速運転のまま、燃料が枯渇するまで
そのまま運転を続けます。また、燃料が無くなる寸前は混合気が薄くなり、更にエンジン回転が高くなります。メカ用の
電源はバッテリーパックの使用をお勧めします。また、電源コネクターにはストッパーを装着させてください。
テスト時やタキシング時、飛行時に起こったお怪我、事故等のトラブルの責任は負いかねますので、ご了承のうえ、
ご入札下さいませ。
発送は高知市から、サイズは100サイズです。
ご不明な点は質問して下さい。
集合排気管の裏面(機体側)、ニードル調整のためのワイヤー部の黒色塗装が剥げているのが商品写真にてご確認いただけると