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【ご紹介】
本革を使ったスタンダードな二つ折り長財布になります。
スタンダードというと、時代遅れな印象もありますが、むしろ時代を超えて愛され続ける魅力があると思います。
シンプルで洗礼されたデザインは、大人の男性が持つに相応しいですし、最近流行している薄型財布にはない魅力です。
フォーマルからカジュアルまで、ファッションを選びませんし、ずっと飽きが来ないのも、やっぱりこのデザインです。
ジャケットの内ポケットやジーンズの後ろポケットにスッと入るサイズ感で、大きすぎず小さすぎず、誰にとっても使いやすい財布になっています。
【染色について】
透明感のあるグリーンに染められており、薄っすらとシワや血筋といった本革らしさも残っています。これはセミアリニン染めと呼ばれる染色方法で、染料で革の繊維まで色を浸透させてから、革をクリアコーティングします。
ある程度の撥水性があるので色落ちすることがありません。表面はスベスベした手触りになっており、クリームなどによるメンテナンスも不要です。
【内側について】
内側も同じ染色にすることで、ツートンカラーのようなカジュアルになり過ぎず、大人の男性が持っても違和感のない雰囲気に仕上がっています。
本革も外側と同じ素材ですので、使い込んでいく過程で、手触りや色味に違和感も出ません。
【小銭入れの収納について】
全体をスリムに仕上げるために小銭入れのマチ(厚み)をなくしてあります。
この財布の小銭入れは「お釣りの収納スペース」程度に考えていただき、小銭が多く必要なときはコインケースを用意するなどして対応してください。
その分、カードやお札は十分に収納できる設計になっています。
【ヘリ返しとネン引きについて】
カード入り口部分は「革の断面を包み込んで」ステッチで封じてあります(ヘリ返し)。これは繰り返し使われることで起こる革の伸びや切れを防止するためです。
また、内装に引き締まった印象を与えるために、各箇所に念引きと呼ばれるラインが引かれています。使い勝手に影響するものではありませんが、細部への造り込みが行き届いている表れでもあります。
【コバ処理について】
コバとは革の裁断面のことで、丁寧に処理することで耐久性を持たせます。
処理方法は様々ありますが、この長財布は最も手間のかかる「切り目本磨き」を採用しています。
通常の処理方法と比べて、滑らかさと透明感がハッキリと違ってきます。
劣化しやすい部分ですので、丁寧に時間をかけて処理してあります。
【レザーについて】
使用している本革(ステアハイドレザー)は、生後2年以上の雄牛を使った革です。性格が穏やかでキズが少なく厚みが均一です。
牛革の中でも特に繊維が密集していることから、とても丈夫です。
傷や摩擦にも強いので、使い込むことで生まれる風合いが、より自然で上品なものになります。
【お色】
・グリーン
【収納】
・カード×11
・札入れ×2
・小銭入れ×1
・フリー×3
【素材】
・イタリアンレザー(本革)
・YKKファスナー
・ナイロン
【サイズ】
・縦19cm×横10cm×厚み2cm